Faint Signal

音楽って時間を伴うものだから、瞬間が大事だと思う。この一瞬、この休符、この音階。0コンマ何秒かの、その一瞬でグッと心を掴まれたりして、それが一生忘れられないような瞬間になる。

作る時もそうで、一瞬を大事にしている。だいたいはスタジオに4人集まって作るから、いつもその一瞬を大事にして、演奏しながら「今のいい!」とか「次ここ弾いて!」とか言いながらやっている。

雲を掴むような、捉え所のない作り方だと思うけれど、だからこそ生まれる一瞬の奇跡にオールベットする感じが好きだ。

日々の生活も、人生においてもそうで、そういう瞬間を待って、探している。遠くで点滅する信号を眺めながら、今だ!ってなったら走る。でも、いつも捕まえられず通り過ぎてしまう。

俺はパワプロで言うところのチャンス×なので、今まで何度か経験したデカチャンスを自らの手でぶち壊して来た。ハチャメチャ悔しいので、ちゃんと整理した上で、もう思い出したくないリストにバッチリ記載している。

きっとまた来るチャンス、ゼッテー次は掴むぞ!ってことで、いまは点滅する信号を前にしてクラウチング状態なわけだ。

ということで、訳がちょっと違うと思うけど “Faint Signal=点滅する信号” みたいな感じ。

準備はできている!いつでもかかってこいデカチャンス!はーん?怖気付いたか?ならば俺から迎えに行ってやろう!

頑張ろ。